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日本蕎麦

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蕎麦は自分なりの食べ方がある。他人にとやかく云われる筋合いはない。




私の場合、つゆに薬味ごと蕎麦を浸して食べるのが私の食べ方である。




先日ある飲み会で私の酒後の蕎麦の食べ方にクレームをつけた人間が居た。場を悪くするのも大人気ないので反論はしなかったが、その人間は蕎麦の先端(?)だけつゆに浸けて食べる食べ方を粋だという主義らしい。ドっ白けたので蕎麦を盆ごと他人に譲り、食べるのを止めた。帰宅途中に単独で蕎麦屋に入ってゆっくり箸直しをすれば済むからだ。





世の中には、粋と行儀作法をごっちゃに考えている奴が多い。そういう手合いと一緒に蕎麦を食べるもんじゃない。不愉快になるだけである。





昨日は、東京駅の新幹線改札口近くにある駅中名店街の蕎麦屋にて「せいろそば」を食べた。つゆは濃い口である。江戸前のそばつゆは濃い口が粋と云われるが、鰹だしがしっかりと利いているかどうかが私の「好み」であるので、濃けりゃいいという訳ではない。この店の鰹だしは、まあまあ及第点である。蕎麦はかなり旨かった。もちろん、つゆ碗の中にしっかりと浸して食べた。「全部つゆに浸けたら蕎麦の味がわからなくなる」と通ぶる奴は多いが、つゆに全部浸しても良質の蕎麦なら味も風味もきちんと感じられるものだ。逆にそいつの味覚(舌のコンディション)を疑いたくなる。歯を磨いて舌苔を取ったほうがいいんじゃないのか?




蕎麦屋と云えば、馴染みの蕎麦屋が何軒か在る。30年来の付き合いになる氷川台の「池乃屋」は蕎麦食いの私には外せない。蕎麦もつゆも絶品であるだけでなく、冬でも冷したぬきそば(うどん)を作ってくれる。これが私には堪えられない。私の娘はここの日本蕎麦のみザバザバ食べる。




ここの天丼は味がしっかりしていて美味い。大海老が2尾乗っている。娘はカツ丼が好きだが、私は肉が頂けないので、ご飯を半分にしてもらった天丼を食べる。もちろん出前もしてくれるから、池乃屋にはお世話になりっぱなしである。




昨日の東京駅の蕎麦屋、ちなみに「かけそば」は600円。せいろそば(もりそば)は何枚重ねでも注文出来る。2枚重ねだと1100円。そんなに高くはないから助かる。麻布あたりの老舗蕎麦屋は、ちと高すぎるなあ。蕎麦は庶民の食べ物の筈なんだがな。





 


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