昨日、自宅近くの内科医院でメチコバール(ビタミンB12)の注射を受けて来た。ビタミンB12は胃液に含まれる内因子によって体内に吸収されるが、胃を全摘するとビタミンB12を食物から摂取出来ないので注射に頼るしかない。胃を失って13年経つが、13年生きて来られたのはメチコバール(ビタミンB12)の注射のお陰なのだと思っている。
メチコバール注射は定期的に行く仙台で打ってもらっているが、東京では自分が胃の全摘手術を受けた日大板橋病院という事になる。ただ、メチコバール注射だけ打ってもらう訳には行かない(必ず診察を受ける)のと、その点に関して大学病院は待ち時間が長いから不利となる。まして私の自宅から日大板橋病院へは、ちょっと不便なのだ。
そこで大学病院に「紹介状」を出してもらい、それを持って自宅に一番近く(しかも信頼のおける)内科医院でメチコバール注射をしてもらう事にしたのだった。
ずいぶん前に他の診療機関からの紹介状も持ってはいたが、メチコバール注射の件以外に余計な事をズラズラ書いていそうだったのですぐに破棄してしまっていた。紹介状なるものは手術を受けた病院で出してもらうのが一番間違いがない。
ビタミンB12が欠乏すると、脳の働きが低下してしまう。ただでさえ人よりアタマが悪いのに、これ以上バカになったら「廃人」なので、メチコバール注射は欠かせない。内科医院では、取り敢えず毎月コンスタントに打って頂く事になった。
そこの内科医院のH先生は、メチコバール注射の件以外の余計な話をしない。簡潔である。メチコバール注射を打って頂いて終り。「これからも他に何か気になる事があれば言って下さいね」と云われたが、余計な診察や検査をしようとしない点が面倒臭くなくてありがたい。こっちはメチコバール注射が目的なのだからさっさと打ってくれりゃいいのに、注射打ちに行くたびに血圧やら血液検査やらゴチャゴチャ勧められるとアタマに来るのである。その点、面倒臭くない内科医院が自宅から自転車で行ける場所に出来たのは有り難かった。しかもこのH先生、娘が昔通っていた近所の小学校の「校医」でもある。
メチコバール注射を受けた翌日は体調がすこぶる宜しい。睡眠も深くなるし、味覚も鋭利になる。だから今朝(3時30分起床)は気分がイイ。
‥‥さぁて、練習を再開するか。