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女子柔道の代表選手による監督告発問題/告発するなら最初から実名でやりなさいよ。

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女子柔道の日本代表選手による代表監督告発問題についてあらゆる意見がある。私見だが、この告発問題に関しては最初からおかしい点があった。



まず、監督の暴力(体罰)やパワハラ発言問題だが、
それを裏付けるだけの物的証拠はあったのかどうかはまったく論議されていない。



いくら選手全員の証言だったとしても、針小棒大に証言されたものかも知れない可能性もある。監督憎しで選手全員で陥れる事も可能だ。だから物的証拠を握らせるべきだった。告発した選手も、ビデオは無理としても普段からレコーダー等で録音したりして「音」による証拠を揃えておくべきだったろう。
選手が15人揃おうが100人揃おうが、口では何とでも証言出来るからだ。証言というものは物的証拠を裏付けるための参考にしかならず、第一級の証拠にはならないからである。そのために「司法」がある。証言だけを信用するのは中世の魔女裁判と変わらない。



そうした事を徹底解明せず、選手の告発文書だけを100%事実と踏まえて監督やコーチを糾弾して辞任に追い込むのは片手落ちではなかったか。



監督に本当に責任があったなら、物的証拠を提示させて全柔連が「解任」なり「除名」なりする事が一番スッキリする。ただし、告発した選手全員の氏名をきちんと公開した上で、正々堂々と断を下すべきではなかったか。




告発した選手15人の氏名を「選手の未来を守るため」「選手の人権」とか言っているが、バカを言っちゃいけない。辞任した監督やコーチには人権はないのか、物的証拠のない匿名の告発文書だけを信用して一方的に断罪された側の人権はどうなるのだ?




全柔連も、監督やコーチに「暴力や暴言を吐いていないなら証拠をだせ」というのなら、告発した選手側にも「物的証拠を提示してくれ。そうしたらクビにも除名にも即できるから」と言うべきだったろう。それが公平というものだ。




桜宮高校の体罰事件での世論の追い風を“計算”した選手もいたのかも知れないが、数ヶ月にわたる期間があったのなら、タオルか何かに隠して現場を録音して物的証拠を作っておく知恵は働かなかったのか?普通ならそうするのだが、それをやらなかったという事は、「監督が気にくわないから皆で追い落とそうと計算したんじゃないか?」と勘ぐられても仕方あるまい。(申し訳ないが、最初の段階で物的証拠が無かった以上、私はそう思っている。)




だいたい、匿名にしたところで女子柔道の日本代表メンバーなんて、柔道ファンならみんな知っている。今さら匿名もクソもなかろう。



正々堂々である事が“柔道精神”とか云うなら、最初から匿名ではなく実名でやるべきだった。そうすれば物的証拠がなくても世論はみんな選手の味方をしただろう。最初からコソコソやり過ぎたのだ。長い目で見て正々堂々とした戦略を立てて物事を組立てられる人間が代表メンバーに一人も居なかった…という事だろう。



例えば、辞任した監督が「集合に遅刻をしたから殴った」と自ら言っていたそうだが、
日本代表選手ともあろう人間が代表練習の集合に遅刻したらぶっ飛ばされるのは当たり前で、そんなものは体罰ですら無い。それすら体罰だの暴力だと云うなら、遅刻した人間に注意する事すら出来ない事になる。言葉で注意したらいいなんてアホな事を抜かしたコメンテーターが居たが、日本代表の練習に平気で遅刻するようなブったるんだ奴が「言葉」で注意して反省するか?注意された事を逆恨みするだけだろう。




日本の女子柔道を応援する事は二度とないだろうが、こんな片手落ちの悪例を作った全柔連の責任は重いだろう。





他の競技の選手は、普段から練習なり控室なりを録音しておくべき。告発するなら物的証拠とともに実名でやりましょう。いつも選手宣誓でも謳っているように“正々堂々”と。ね。

 
 



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