1909年(明治42年)、単独の演奏者による一般対象の公式な独奏会を日本で最初に行ったのがピアニスト・澤田 柳吉(さわだ りゅうきち/1886年~1936年)である。
このピアニストは、ベートーヴェンの“月光ソナタ”を、機械録音と電気録音とに録音しているが、2回目の電気録音(レーベル/ニットーレコード)を紹介したい。西洋音楽が日本に本格的に導入されたばかりの明治時代、約30年を経過して澤田のような邦人ピアニストが出現していたのだ。特に冒頭の第1楽章の音楽の荘重さには驚かされる。
澤田 柳吉/ベートーヴェン・ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」‥ニットーレコード
また、澤田 柳吉についての詳細は私の公式サイトの『総合資料室』を参照して頂きたい。
『一世(issei)オフィシャルサイト・総合資料室』より
◆ 澤田 柳吉(さわだ りゅうきち)
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日本最初の単独ピアノリサイタルを行った澤田柳吉のレコード音源!
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