12月2日は2週に1度の歯科衛生の日だった。磨き残しのチェックと研磨&歯茎チェックと歯茎マッサージ。どんなに忙しくても歯科衛生だけは欠かさないが、先月と今月は歯科衛生をスケジュールに組むのが大変だった。年度内は一応3月まで予約を入れているが、2週間に1度これをやらないと口内が気持ち悪くてたまらない。
海外公演が多かった80~90年代は、2週間以上日本を留守にする時に出発3日ぐらい前と帰国直後に歯科衛生を入れていたが、長期の留学の時は難儀した。モスクワ医科大学付属病院で歯科点検を受け、ついでにクリーニングをしてもらう・・・という作戦を考えついてからは精神的に楽になったが、しまいには 「 あなたは虫歯が無いし、歯茎も何の異常もない。何が怖くてこんなに頻繁に通って来るのか 」 と訝られた。
人間も50年60年と生きていると、身体のあちこちにガタが来る。オギャアと生まれてから
歯茎の劣化は8~9歳から始まっているという。歯磨きのポイントを知らない人がほとんどで、歯ブラシだけで汚れが取れると思っているためだろうか、歯科用フロス
私自身が歯科用フロスや歯間ブラシを併用し始めたのは小学1年からだ。
きちんと歯科医院で歯の手入れと口腔ケア指導を受けて、歯ブラシだけでは汚れは取れない/朝は口内が雑菌だらけで、まず洗浄が必要・・・という事を学んだ。なにしろ今から50年くらい前は歯科用フロスなどという御大層なモノがない時代だったので普通の糸を使っていたが、昭和40年代の半ばに入って歯科医院で
私は起床して真っ先に歯磨き&口内洗浄をするが、これは就寝中の口内乾燥により繁殖した雑菌を洗い流すためだ。
歯茎ばかりではない。歯そのものにも注意が必要。私は虫歯は無いけれど、高校時代にサッカーの国際試合
歯科の技術はめざましい進歩があり、最新式のものでは
私がかれこれ20数年通っている歯科医院は、最新式の歯科医療技術を採り入れてくれているから有り難い。自由診療主体でやっているが、こまめに通って虫歯や歯周病にならないようにすれば、逆にお金は掛からない。昨年夏からは当家の娘も歯科衛生デビューさせた。
・・・最後にひとつ。「 口臭 」 に “化学調味料” の臭いを感じたら、その人間は間違いなく麻薬や覚醒剤をやっている。
随分前だが、新宿のとある場所で 「 化学調味料の口臭 」 を漂わせた男とすれ違った事があった。その男が漂わせていたのはそれだけではない。タバコのヤニ臭さと金属と新聞紙のインクの匂いまで伴っていた。後ろ姿の歩き方を見れば、薄汚れたズボンの内側に何かを仕込んでいる事ぐらいサッカー経験者ならよく判る。かなりの刃渡りの包丁の刃を新聞紙でくるんだものを仕込んでいる・・・・という事だ。
私は5年ほどレストランの厨房を経験しているので、包丁の匂いはイヤというほど知っている。しかし、くだんの男は厨房に携わる人間の風体ではない。あんな不衛生な人間は厨房から叩き出されるはずだ。
私はその男の後を追い、途中交番で手短かに説明してその男を職務質問してもらったところ、後で刃渡り50センチ以上の牛刀を携えた覚醒剤常習者だった事を教えられた。あれを新宿の街中で振り回されたら間違いなく死傷者が出ていただろう。
自分の臭いは自分では気がつかない。だから、絶えずチェックしていなければいけない。何の理由もなく臭いを発する事はなく、そこには何らかの原因が必ず存在する。「 口臭 」 「 体臭 」 は何らかの危険信号なのだ。これを最も鋭敏に感知出来るのが他人ではなく自分自身だったらホントに助かるのだが・・・・。